【出産当日】急な破水と早産②
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陣痛?らしき強めの生理痛のような痛みは、時間が経つごとにはっきりとした痛みに変わってきました。
11月25日 朝4時00分ー
はっきりとした痛みが10分間隔の陣痛になり、家族へ連絡を取るように言われ、30分程で両親と主人、弟が揃ってきてくれました。
陣痛室には実母か主人のどちらかしか入ることが出来ないため、2人が交互にきて声をかけてくれました。
痛みが増してきてからは、主人がずっと支えてくれていました。
6時00分ー
陣痛の痛みの種類?感覚?が先程までとは違う痛みに変わってきました。
激しい生理痛のような痛みから、腰が勢いよく浮き上がるような痛みへ変わり、そのタイミングでいきみたい気持ちが高まってきました。
つい10分前に子宮口が開いてるか確認された時には、まだだねー。なんて言っていた助産師さんを再び呼び、
「絶対もう全開だから!いきみたさやばいから!お願いだから確認して下さい!」
と子宮口を確認してもらうと全開に!!
すぐに分娩台へ移動しました。
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6時30分ー
いきみ感がどんどん増してきました。
元々立会の予定ではなかったのですが、陣痛の痛みを主人に支えられていた私。
そのまま流れで立ち会い出産になりました。
とにかく背中?腰?の辺りが痛くて仕方なく、主人に押してもらったり、喉が渇きすぎて麦茶を飲ませてもらったりしました。
また別記事で詳しく書きますが、この時に先人たちのブログなどに必須!と書いてあったペットボトルに付けるストローキャップが非常に大活躍!!
次回の出産時にも絶対持って行こう!と思いました。
いきみたい気持ちが最大の時に、一気に息を吸い込んで、お尻の穴の近くに力を入れるようにいきむ!
そしてそのいきみの波が去ったら、いきみのがしとして集中して深呼吸をする!
というのを何度か繰り返しました。
いきみのがしの深呼吸の際に、息を吐く時には思いっきり痛いよーーー!!と叫ぶのが個人的にはオススメです。
色々言いたいことやら叫びたいこともありましたが、痛いという言葉に全てを込めて叫ぶとなんとなく落ち着けました笑
途中、主人が気分を紛らわしてくれようとして、色々話しかけてくれたのですが、
「今、その冗談に反応できる余裕がない!」とバッサリ!
それを見た助産師さんには
「今の状態で、そういう会話ができるのはすごいよ(笑) たぬきンさん、痛みに強いねー」
と笑われてしまいました(照)
確かに、陣痛の変化や状況の変化をしっかりと覚えているし、日記に書きたいからと時計も見て時刻もしっかり覚えてたし....
でも本人的にはすごーく痛かったんだけどな...
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6時40分ー
頭が見え始めた辺りで夜間担当の先生が登場!
このまま行くと裂けてしまうかもしれないからと「会陰切開」を行うことになりました。
色々な人が、会陰切開の痛みより陣痛の痛みの方が強いから分からなかったと言っていましたが、私ははっきりと分かりました ....
陣痛の痛みと会陰切開の痛みの種類が全くの別物だったからか、ハサミ?で切られた時のパチン!という音や痛みを、頭の中で少しだけ残っていた冷静な部分がしっかりと感じていました。
もう普通に痛かったです。
しかし、そのおかげか2〜3回いきんだところで、頭は殆ど出てくれて、最後の難関である肩が出るだけ!!
ただひたすらに
「もうちょっと!もうちょっと!」と呪文のように繰り返し唱えていました。
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7時06分ー
2730g49cmで、無事に息子が誕生しました。
息子が「母ちゃん!今いきんで!」というアピールが上手な子だったおかげで、安産のスピード出産でした。
産まれましたよー。とお腹に乗せられた息子は、早産だからなのか分かりませんが、想像よりもとっても小さかったです。
息子は一旦別室で綺麗にしてもらい、その間に私は会陰切開の部分を縫ってもらいました。
産まれた後だということもあってか、縫っている間も普通に痛かったです。
綺麗にしてもらってタオルに包まれた息子と対面したときに、一気に産んだ実感が湧き、主人にずっと「産めたよー。産まれたねー。」と言っていました。
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産後は分娩台で2時間待機とのことで、主人以外の家族は一時帰宅。
ちょうど病院の朝食の時間になったため、私は分娩台の上で朝食を食べることになりました。
しかし、一気に集中力が切れたのか、人生で初めて食べながら寝てしまいました。
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息子は、生産期に入る2日前の誕生だったため「早産児」と呼ばれることになりました。
予定日よりも23日も早く生まれてきた息子。
殆どの身体の機能は出来上がっていましたが、やはり予定よりずっと早いことで、これから成長していくはずだった小さな未熟な部分もありました。
さらに、私が妊娠糖尿病であったため、生まれてすぐに息子は「低血糖」と診断され、誕生したその日は新生児室預かりになりました。
私がもっとしっかりと自分を管理できていたら...
妊娠糖尿病にならなかったら...
息子が早産や低血糖になることはなかったのではないか....
ただひたすらに小さな息子に申し訳なくて、それ以上に、そんな私のところに産まれてきてくれた息子にありがとうという気持ちが溢れた日になりました。
きっとこれからどんなに大きくなったとしても、このあとに息子の兄弟が生まれたとしても、今日この日の感動や気持ちは絶対に忘れることはないでしょう。
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【出産】入院時に必要なものに続く